平 成 2 2 年 度

[平成22年9月21日(火)〜平成22年11月12日(金)]
愛媛県総合運動公園事務所・玄関ロビーにて

： 展示内容の紹介 ： 　松山市上野町から伊予郡砥部町に存在する愛媛県総合運動公園、愛媛立とべ動物園。 スポーツやイベント、行楽と県内外の人々に利用されるこれらの施設が作られる前、 昭和48年度〜57年度にかけて、愛媛県教育委員会や財団法人愛媛県埋蔵文化財調査センターが 埋蔵文化財の発掘調査を行ったことは、あまり知られていないのではないでしょうか。 　調査の結果、縄文時代から江戸時代まで幅広い時代の遺跡が存在することがわかりました。 　敷地内には現在も「古代の森」などの中に大下田古墳のいくつかを見ることができます。 また、須恵器生産の窯跡や工房跡もサブグラウンド横に残っています。 　発掘調査で得られたさまざまな資料は、現在愛媛県が保管していますが、運動公園の建設から約30年を経た今、 この地から出土した考古学的な資料を訪れる方々に見ていただくため、 財団法人 愛媛県スポーツ振興事業団との共催でこの展示会を開催する運びとなりました。 　遺物にとっては、発掘されるまで長く眠っていた土地への「さとがえり」です。 今回の展示では、その中の弥生時代の遺物を中心に一部中世のパネル写真や遺物を展示しました。 また、平成22年10月22日(土)には「遺跡探訪！　ふれあい　健康ウォーキング」として、 当センター調査員同行で愛媛県総合運動公園周辺の中世遺跡を訪ねて歩くイベントを行いました。 　なお、発掘調査の詳しい内容は「発掘調査報告書」や「愛媛県史」などに紹介されています。
[紹介した遺跡]		・釈迦面山遺跡　　・西野 I 遺跡　　・西野 III 遺跡　　・谷田 III 遺跡　　 ・谷田 IV 遺跡
展示風景

展示1：釈迦面山遺跡の遺物	展示2：釈迦面山遺跡と西野III遺跡の遺物
展示3：西野III遺跡の遺物	展示4：中世の遺跡と遺物

西野 III 遺跡：土坑墓群
	釈迦面山遺跡：伏せられた状態で出土した鉢
	釈迦面山遺跡：鉢(上写真)の中に入っていた壺

展示パネル[PDF] (4.5MB)

[恐れ入りますが、ブラウザ上でウィンドウを閉じてお戻りください]

---

Copyright (C)2000 The Ehime Research Center for Buried Cultural Properties. All right reserved.