令和6年度 公益財団法人愛媛県埋蔵文化財センター・愛媛県生涯学習センター共同企画展 今治平野と芸予諸島の遺跡からみえてきた人々の交流・航路・船 |
当センターと今治市教育委員会では、これまで本四架橋や今治道路関連調査などで島嶼部の遺跡や古墳、今治市内の遺跡を数多く調査してきました。
高縄半島の北東側に開けた今治平野には、西部瀬戸内や中部瀬戸内のほか芸予諸島、備後地域からも人々の行き来を示す遺物が入ってきています。また、島嶼部では塩の生産が行われ、中継地として海上交通に関わる遺跡もみられます。 今回の企画展では、今治平野と芸予諸島に海を介して他地域からもたらされた文化や地域間の関係を示す遺物を取り上げ、縄文時代から古墳時代の人々の交流関係と原始・古代の瀬戸内海航路について考えてみます。 |
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会期 | 2024年5月25日(土)~2024年7月15日(月・祝) |
会場 | 愛媛県生涯学習センター 愛媛人物博物館3階 企画展示室 松山市上野町甲650番地 |
みどころ | 御領遺跡(広島県福山市)から出土した船の絵画土器 多々羅製塩遺跡(今治市・大三島)から出土した製塩土器 大木遺跡(今治市・魚島)の鉄鋌・製塩土器・滑石製模造品・小型仿製鏡 |
会場配布資料[PDF] (21.1MB) |
この企画展の会期中、歴史・考古学講座および展示解説会が開かれます。 ※5/15(水)から募集開始 要応募(先着120名) 生涯学習センター電話(089-963-2111)またはお問い合わせフォームから |
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■第1回講座:6月2日(日) 13:30~15:30 「弥生人、芸予の海を渡る -海から見た瀬戸内の弥生・古墳文化-」 柴田昌児 (愛媛大学埋蔵文化財調査室 室長) |
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■第2回講座:6月16日(日) 13:30~15:30 「伊予から来た弥生の船」 伊藤 実 (元 広島県教育事業団 埋蔵文化財調査室長) |
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■展示解説会:6月16日(日) 15:30~16:30 ※展示解説会のみ申し込み不要 愛媛県埋蔵文化財センター職員 今治市教育委員会職員 |
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■第3回講座:6月30日(日) 13:30~15:30 「原始・古代の人びとの航海 -誰が何をどのように伝え広めたのか-」 谷若倫郎 (元 愛媛県教育委員会 文化財専門監) |
展示室内の様子 | |