愛媛県生涯学習センターとの共同企画展も5回目。平成23年度は、瀬戸内海と宇和海に接した愛媛ならではの、海との関わりの歴史に主眼を置いた展示を行いました。 展示は海と関わりの深い漁業・製塩・船・交易をコンセプトとし、テーマごとに関連する遺跡や遺物から愛媛の古代人の生活を紐解きました。 また、期間中の学び舎えひめの考古学講座にて、海に関する研究の講演・石器を使っての魚の解体など、今もなお海と関わって生活している現代と比較をしていただけたかと思います。 会期中、多数の皆様にご来場・ご参加いただきましたことを篤く御礼申し上げます。 |
|
海に面した今治・糸大谷遺跡(今治市砂場町) |
|
丸木船航海実験 (1985年:大分県姫島から松山へ) |
|
集積されたサヌカイト製石器石材 (縄文時代後期) 今治市馬島/馬島亀ヶ浦遺跡 |
|
竪穴建物から見つかった九州型石錘と鉄製品 (約1,900年前・弥生時代後期) 四国中央市上分町/上分西遺跡乗安地区 |
|
廃棄された製塩土器と古式土師器1 (古墳時代前期) 今治市上浦町/多々羅製塩遺跡 |
|
2号製塩炉に廃棄された脚台式製塩土器群 (古墳時代前期) 今治市上浦町/多々羅製塩遺跡 |
|
谷若倫郎氏による講演「瀬戸内を行き交う人やモノ」 学び舎えひめ 考古学講座第2回(平成23年7月10日) |
|
多田主任調査員による講演「愛媛の漁食-考古資料と文献からみる-」 サヌカイト原石から石器を作成・魚をおろす実演 学び舎えひめ 考古学講座第3回(平成23年7月24日) |