展示の趣旨 | |
私達が発掘調査を行うとき、"その遺跡はいつ頃のものなのか?"ということをどのように判断しているのか皆様に知っていただくことを目的のひとつとしています。 遺跡の年代を知る方法にはさまざまなものがあり、最近では放射性炭素や年輪年代測定法といった科学的な分析方法も広く用いられるようになっています。 しかしながら、考古学の基本となるのは、刻々とデザインを変化させていった土器を、その形や文様のあり方をてがかりに、古いものから新しいものへと列べて、時代の指標とするという方法です。 「時代のものさし 〜弥生時代〜」は、愛媛県内から出土した弥生土器を東・中・南予という各地域ごとに、古いものから順に展示して、その変化のさまを理解していただくとともに、愛媛という風土が育んだ地域色豊かな弥生土器を見ていただきました。 なお、会期中の11月の初旬まで、朝倉下経田遺跡で平成18年に発掘された平形銅剣の展示も行いました。 |
展示の様子 |
リーフレット[PDF] (2.1MB) |