新谷古新谷遺跡2次(今治市新谷) 現地説明会
開催のお知らせ



~ 現地説明会は終了致しました。ご来場ありがとうございました ~



「凡直」刻書土器について説明をする調査員
「凡直」刻書土器について説明をする調査員
 

 令和元年5月19日(日)午後1時より、今治市新谷に所在する新谷古新谷遺跡2次の現地説明会を開催しました。
 当センターは一般国道196号今治道路建設に伴って発掘調査を実施しており、今治市新谷における現地説明会は平成24年度の調査開始から8度目となります。

 当日は約200名の方々にご参加いただき、熱心に説明を聞いていただきました。

 今年度の新谷古新谷遺跡2次調査では主に谷部の調査を行い、弥生時代から古代の土器や古墳時代の木製品が多量に出土しました。
 今回の調査では、谷から出土した古代の遺物が注目され、県内で初出土となる古代氏族の名前「凡直(おおしのあたい)□」が刻まれた刻書土器や、皇朝十二銭「長年大宝(ちょうねんたいほう)」を展示しました。
 また、展示会場では新谷古新谷遺跡のパネル説明のほか出土した土器や木製品の実物や、谷部に廃棄された多量の弥生土器を現地で見学していただきました。

 最後になりますが、近隣の皆様のご協力により、盛況のうちに現地説明会を終えることができたことに篤く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

 ※ 現在、センター1Fのミニ展示にて凡直(おおしのあたい)□」が刻まれた刻書土器を含む新谷古新谷遺跡の遺物を展示中です。ぜひご来館ください。


谷部から出土した弥生土器
谷部から出土した弥生土器


木製品の展示をご覧になる皆さま
木製品の展示をご覧になる皆さま


弥生土器の説明に聞き入る見学者の皆さま
弥生土器の説明に聞き入る見学者の皆さま


谷部に廃棄された多量の弥生土器
谷部に廃棄された多量の弥生土器



「凡直」刻書土器
「凡直(おおしのあたい)□」刻書土器
 

:遺 跡 の 概 要:

 今治道路に伴う埋蔵文化財調査は平成17年度から継続して行っています。平成27年度より調査を開始した新谷古新谷遺跡では、谷部と丘陵部に広がる弥生時代後期および古墳時代後期の集落が確認されました。現在までに竪穴建物が125棟、掘立柱建物30棟以上、柱穴、溝などが見つかっています。

 今回の見どころは、谷部調査区で見つかった古代の氏族の「凡直(おおしのあたい)□」刻書土器です。8世紀後半の須恵器の壺底部に文字が刻まれており、焼きや胎土から今治地域以外で生産され、持ち込まれた可能性があります。古代氏族の名前が刻まれた土器は県内で初出土となり、貴重な事例となります。
 今回の調査区は一昨年度「弧帯文」が描かれた弥生時代の壺や古墳時代の琴が見つかった箇所の上流部にあたり、過去の調査同様に、祭祀で使われた弥生時代後期の土器や古墳時代の木製品が多数出土しました。

長年大宝
長年大宝
弥生時代後期の土器出土状況
新谷古新谷遺跡の谷部調査
新谷古新谷遺跡の谷部調査区



~ 現地説明会当日に配布した資料も合わせてご覧ください ~

↓↓↓
現地説明会資料[PDF]
(3.52MB)


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