(公財)愛媛県埋蔵文化財センターでは、一般国道11号新居浜バイパス関連の発掘調査を平成29年度より中村松木地区にて実施しております。この度は調査成果の報告会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。 中村田所遺跡及び中村田所東遺跡の2遺跡を調査しました。調査成果としては主に弥生時代の集落のほか縄文時代や中世の遺構・遺物が見つかっています。中でも弥生時代後期(今から約1,900年前)の集落遺跡については、今まで新居浜市内での調査事例はほとんどありません。 出土した考古資料は今後、新居浜の歴史を考える上で貴重な手がかりとなります。調査中の写真や出土した土器などを実際に見ていただく良い機会となりますので、ぜひお越しください。 ※建物内でパワーポイント等を使った報告会であり、現地を見学する説明会ではありません。 あらかじめご了承ください。 |
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◇ 日 時 :平成30年8月19日(日) 13:30〜15:00 (全体説明は13:30から、土器の展示は15:00まで行います) ◇ 会 場 :中萩公民館 1階 大会議室 (新居浜市萩生740-1) ◇ アクセス :JR予讃線新居浜駅から車で12分 新居浜ICから車で11分 いよ西条ICから車で9分 〜 アクセス詳細は下の地図を参照のこと〜 ※駐車場には限りがございます。 可能な限り乗り合わせてお越しください。 |
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◇ 問い合わせ先 ◇ (公財)愛媛県埋蔵文化財センター 衣山事務所 松山市衣山4丁目68-1 TEL: 089 - 911 - 0502 |
:遺 跡 の 概 要: | |
◇中村田所遺跡 縄文時代後期(今から約4,000年前)の土坑や弥生時代後期(今から約1,900年前)の集落、中世(13世紀〜14世紀)の掘立柱建物などが見つかりました。 中でも弥生時代後期の集落については計4棟の竪穴建物が見つかっており、そのうち3棟は焼土及び多量の炭化物が出土していることから焼失建物と考えられます。 他に居住域の西側からは壺棺墓が出土しています。 |
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壺棺墓(1区ST1) | |
焼失建物出土の焼土・炭化材(2区SI1) | |
◇中村田所東遺跡 主に弥生時代前期末(今から約2,200年前)の集落が見つかっています。 壁を削平された竪穴建物周辺では、建て替えと考えられる掘立柱建物や数基の土坑などが見つかっており、当時の居住施設のあり方を表している可能性もあります。 また、集落の南側では流路が見つかっています。 |
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竪穴建物や掘立柱建物などの遺構群(1区) | |
土坑より土器・石器が出土(2区SK1) |