遺構説明 | |
平成14年3月2日(土)、松山市南江戸において、宮前川広域基幹河川改修に伴う発掘調査を行った南江戸鬮目遺跡の現地説明会を開催しました。 南斎院土居北遺跡は、松山平野南部を流れる宮前川に隣接し(標高約11m)、先に発掘調査が行われた南斎院土居北遺跡の約300m北に位置しています。本遺跡からは中世(12世紀末〜14世紀)の遺構面が2面確認されました。 遺構では、2,000口を超える柱穴や井戸、掘立柱建物跡、土坑墓などのほか、土師器皿・杯が入れ子状に重なり合って出土する土器溜まりなどが検出され、説明会では、土器がまとまって出土した状態を見学していただきました。 遺物では、多量の土師器皿・杯をはじめ、土師器椀、瓦器碗、常滑焼甕・鉢、漆器椀や箸などの木製品、宝篋印塔(ほうきょういんとう)の相輪、儀鏡、貿易陶磁器等、多くのものが出土しています。 当日は、足元が悪いにもかかわらず、約450人もの方が見学に来てくださいました。どうもありがとうございました。 |
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遺物展示 | パネル展示 |
出土した白磁 | 遺物出土状況 |
漆椀 | 土坑墓人骨検出状況 |
現地説明会資料[PDF] (2.2MB) |
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